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「こんぶ」と「わかめ」の違いって

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健康のために海藻を摂るように心掛けましょう!と言うのは、もうかなり前から言われていますよね。

そして、海藻にもいろいろありますが代表的なのは昆布とわかめでしょう。でも、意外なことにこの2つ、結構違いの目立つ食品なのですが、あまり今まで深く考えた事無い方が多いのではないでしょうか。

 

例えば、塩分に関係するミネラル、ナトリウムとカリウムの比率では、昆布の場合ナトリウム:カリウム≒1:2.2くらいですが、わかめの場合ナトリウム:カリウム≒1.3:1くらいと含有比率が異なります。

 

 

昆布とわかめの違いは

 

「昆布」=褐藻類コンブ科    「ワカメ」=褐藻類アイヌワカメ科

「昆布」=主に北海道で生産  「ワカメ」=日本全国で生産

「昆布」=ヌルヌルする      「ワカメ」=ヌルヌルしない

「昆布」=栄養価が高い     「ワカメ」=栄養価が低い

「昆布」=価格が高い       「ワカメ」=価格が安い

「昆布」=グルタミン酸が多い  「ワカメ」=アルギン酸が多い

 

 

「昆布」

 

栄養価では、「昆布」はとても高く、たんぱく質,カルシウム,鉄,よう素,繊維を多く含み,ビタミンA,B2も含まれています。
うまみ成分であるグルタミン酸を多く含み、だしによく用いられます。

 

グルタミン酸のはたらき

体内にアンモニアが入ると脳の機能を妨げますが、グルタミン酸はアンモニアを捕らえ、酸性度を調節してグルタミンを合成します。同時に尿の排泄を促進する作用もあり、アンモニアを速やかに体外に出します。

グルタミンはまた、細胞の柔軟性を維持し、エネルギー代謝、窒素代謝に関与します。

アルコール依存症を抑制する、潰瘍の治癒を早める、疲労や気分の落ち込みを軽くし、ボケを予防するなどの効果も確認されています。

 

しかし、脳でグルタミン酸が過剰に放出されると、脳細胞が障害を受けるという報告があります。

うまみ調味料のグルタミン酸ナトリウムも、かつて大量使用の中華料理で頭痛やのぼせ、神経がたかぶって眠れない、手足の痺れなどを起こす人が続出して問題になったことがありました。現在は、通常の使用ならば問題ないとされています。

 

 

「わかめ」

 

一方、「ワカメ」は栄養価が高くなく、低カロリー食材です。
アルギン酸という水溶性の食物繊維を多く含んでいるため、ダイエットにもよく用いられます。

 

アルギン酸のはたらき

アルギン酸には、塩分を体外に排出するというはたらきがあります。
体内で食塩のナトリウムと結びつき、すみやかに便の中に排出させてしまうのです。
そのため体内のナトリウムは減少し、血圧の上昇を抑えることになるのです。
高血圧を防ぐためには、食事をするときに、まずは塩分を控えることが大事ですが、アルギン酸を多く含む、わかめなどの海藻を多く食べていると、その害をより少なくすることができます。

このような海藻ごとの個性を良く知って、美味しく上手に栄養素を摂れるようにしましょうね

 

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