褒める事が出来ない?
誰でも褒められた経験はあると思います。しかし、逆の立場に立って自分が上手く褒めようと思うと難しいものです。
褒めたい気持ちがあっても、余計な事を考えてしまい
「結局褒める事ができなかった…」
「褒めるつもりが注意やアドバイスになってしまった…」
そんな経験をした事はありませんか。
日本人は“褒め下手”と言われるくらい褒める事が苦手ですから、多くの人の心理に褒めることに苦手意識を持っていても当然です。しかし、褒めることができないと、あなたの周囲の人間関係を悪くしてしまう可能性もありますから、積極的に「褒める」効果を使っていきたいですね。
「褒める」ができないデメリット
あなたは、周囲の人を意識して褒めていますか。褒めることができないと、仕事はもちろん恋愛や子育てでも、スムーズにいかない事がでてきます。
例えば
・仕事が思った様にすすまない
・後輩や部下が育たない
・営業成績があがらない
・婚活がうまくいかない
・子どもの成績が伸びない
など。これらは「褒める」ができていない事が原因かもしれません。
「褒める」効果は、相手に関心をもち相手の良い部分を認める事です。相手への好意や感謝の気持ちを伝える行為ですから、褒めることができないと効果的に信頼関係が築けず、気付かないうちに人間関係を悪くしてしまう可能性もあります。
素直に嬉しい「褒める」
褒めることは、相手はもちろん自分にとっても、心理的なメリットの多い行為です。
相手が喜んだり、仕事に前向きに取り組んでくれる姿勢をみれば、自分も嬉しくなるものです。そして、後輩や部下が仕事を前向きに取り組んでくれた先にはプロジェクトの成功や仕事の成果が期待できます。
若いスタッフには「褒めて育てる」「褒めてやる気にさせる」といったコミュニケーションが効果的ですから、上手に褒めることは部下や後輩の人材指導に欠かせなくなっています。
「褒める」で円滑な人間関係の効果を上げる
褒めることは、部下や後輩の人材指導はもちろん円滑な人間関係を築く上で効果的です。褒めることは相手の良いところを認める行為ですから、相手を深く知り距離を縮める上で効果があると言えます。
褒められる事に慣れていない人は、恥ずかしそうにするかもしれませんが、内心は必ず喜んでいます。相手の気持ちを考え過ぎて、思った事を言葉にしなければ、相手を喜ばせる事も自分へのメリットも生まれませんから、意識的に褒めるようにしましょう。
ポイントを押さえて褒める効果を上げる
多くの人が上手く褒めることが難しいと感じています。褒めたい気持ちがあっても、相手の気持ちを深く考えすぎて、気持ちを伝える事ができないようです。
「褒める」は心理的な効果が高いですから、ポイントを押さえて褒めることが上手になっていきましょう!
褒める力を伸ばす
褒めることが苦手と感じる原因は
1:褒める言葉の不足
2:褒めることが恥ずかしい
3:自分の基準で褒める
それぞれに適切な意味を持って対策していくことで、褒める力はしっかり身に付いていきます。
1:褒める言葉の不足→語彙を増やす
語彙を増やすことが褒める力を伸ばすのに、最も効果的であることをお伝えしました。
後輩や部下へ自分が思ったこと、感じたことを分かりやすく表現するには、語彙と表現力が欠かせません。本を読んだり、人から学んだり、とにかく多くの言葉に触れましょう。
日常できる事で語彙を増やすトレーニングをすると、語彙が増えてくるとあわせて表現力、思考力も付いてきますから、褒める力がぐんと伸びてきます。
2:褒めることが恥ずかしい→褒めるを置き換える
褒めることは、人材指導の大きな役割がありますから「恥ずかしいから」「計算高く思われたくないから」といった理由で褒めないのなら非常にもったいない事です。
褒めることに恥ずかしい気持ちがある人は「承認する」「気づいてあげる」といった言葉に置き換える事で、恥ずかしい気持ちを軽くしてみてくださいね。
3:自分の基準で褒める→相手の基準で褒めよう
相手の基準で褒めてあげる(評価、承認をする)ことが大切です。
自分より経験の浅い部下や後輩を見た場合、長所より未熟さや欠点が目に付いてしまい、褒めるポイントが見つけにくくなってしまうのは当然です。誰にでも長所や得意な分野はあります、それを見つけてあげることで「相手の基準で褒める」をスタートしましょう。
褒める意味をしっかり捉えて褒め上手に
褒める力は、仕事のみならずプライベートでも役立つスキルです。褒める力を身につけることで人間関係を良く築いていくことができます。褒めることの意味をしっかり捉えながら、効果的に褒めていきましょう!