初詣・初詣で(はつもうで)とは、年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事。一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする。初参・初参り(はつまいり)ともいう。(Byウィキペディア)
ちなみに、大晦日の夜のお参りは「除夜詣」といいます。
初詣は何時行くの?
昔は「除夜詣」と「元日詣」とあったようですが、「元日詣」が現在の初詣の原型と言われていて、明治中期頃からの習慣になったようです。
大晦日に除夜の鐘を聞いて、それから改めて参拝する「二年参り」の形もあったとか。
現在では、両方共に行う初詣をテレビ中継などで見ることはできますね。
大抵の家庭では、元日はおせちを家族で囲む、というのが正月の始めの日の過ごし方では多いのではないでしょうか。ちなみに私の家では、朝の8時に親戚が集まり(新しい服で)、家長の挨拶があり、乾杯をしてからおせちを食べるという流れでした。
それから初詣する家もあり、三が日の都合の良い日にお参りする家もあって、様々な様子です。
自宅から見たその年の恵方参りとしての参拝もあったようですが、次第にその意味は薄れていったようですね。
参拝は、各々の参拝形式にしたがってお参りします。
「お守り・破魔矢・熊手」などを受けたり、絵馬に願い事や目標を記したり、今年一年が良い歳であることを祈願します。
寺でも神社でもかまわないのは、明治初期の神仏分離以前の考え方であった「神道と仏教や祖霊信仰の一体化・神仏習合」の一般化によるものだそうです。
また、初詣には期間も特定されていないようで、三が日以外の1月中でも初詣と考えられるとか。
一般的には松の内に参拝することが多いようですが、新年の挨拶を交わしたり、年賀状のやり取りをすることと、同様に考えられているのでしょう。
寄り道をしてはだめ?
一説によると、せっかく神社仏閣に初詣でをしたのだから、福をこぼさないように、まっすぐに帰宅せよ(いただいた福はすべて持ち帰れ)という説があります。
事の真偽は定かではありません。「家族や恋人や友人と、おいしい物でも食べて帰る」…というのもアリでしょう。
しかし、日本の歴史の中で元旦でもお店が営業するようになったのはごく最近の事です。 昔の人はお札やお守りを懐に大事にしまって、まっすぐ帰宅したことと思われます。
喪中の場合の初もうはOK?
喪中の場合、人が沢山集まる賑やかな場所に足を運ぶのは気がひけるかもしれませんが、忌明け(仏教なら49日、神道なら50日祭)を過ぎれば服喪中であっても初詣でをしても良いという考えもあります。
一番確実なのは、初もうでに行きたいお寺などに問い合わせることですが、新しい年の一年間の幸せを祈るのが初詣での目的ですので、ご家族で相談されるのも良いと思います。
初詣は、感謝御礼をして、新年を祈願するもの。感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。