仕事が忙しくて遅くまで働き、睡眠時間が本当に少ない時や、もしくは眠たいのに全然眠れなかった時、翌朝自分が生きた屍のような顔をしているかと思うと、鏡を見るのが恐ろしいですよね。顔を見た人が、「大丈夫?疲れてるねー」と心配して声を掛けてくれるのはありがたいことですが、目の下にくまができているのがバレたかと思うと、さらに憂鬱な気持ちになります。そんな時自分がどんな顔をしているのか想像したくないものですね。
睡眠不足の次の日の最悪な顔を何とかする方法はないか?
前日飲みすぎた、遅くまでネットをしていた、深夜番組をつい見てしまうなどという様に現代人はつい夜更かしをしてしまいがち。しかし出来る社会人として眠たい顔で出社は出来ない。朝から元気に挨拶出来る人でいたいですよね。
そこでその眠い顔、誤摩化しテクをご紹介していきましょう!
シャワーを浴びる
別に冗談ではありません。シャワーを浴びるなんて当たり前すぎると思うかもしれませんが、恐ろしく疲れ切っている時や寝てなくて死にそうな時は、シャワーを浴びる時間すら惜しむことがあります。ですが、シャワーは浴びてください。体を引きずるようにしてでも浴室に行って、温かいシャワーを浴びると目が覚めてシャキッとします。
シャワーを浴びる時にスクラブ入りのボディシャンプーや、リフレッシュ系の香りの石けんなどを使うとさらにいいです。スクラブ入りの洗顔フォームで顔を洗うと、睡眠不足でどんよりしていた顔色が一段と明るくなります。シャワーを浴びたら、顔にも体にも化粧水をたっぷりとつけましょう。睡眠不足でお肌は乾燥し、しわっぽくなっています。そんな乾いたお肌に、化粧水で十分水分補給をしてあげましょう。
これでかなりスッキリするはずです。髪からはいい匂いがして、お肌はしっとりふっくら。あとは歯を磨いて(男性なら)髭を剃ればOKです。すでにかなり普通の状態に近いのではないでしょうか? ただし、目が腫れている人は次の項目をチェックしてください。
睡眠不足のサインを隠す
夜更かしした次の日は、目にそれが現れることが多いです。サングラスをしたいところですが、会社や屋内でそんなことをしたらかえって目立つので、違う解消法をお教えしましょう。
腫れぼったい目
冷たいものを目に押し当てると、腫れぼったい目は確実に良くなります。
・氷やアイスノンのようなものを、約10分ほど目に当てましょう。
・冷たいスプーン:冷蔵庫で冷やした金属のティースプーンを使います。
・ティーバッグ:紅茶にはちょっとした引き締め効果があるので、目の周りの腫れが引き締まります。
・キュウリ:90%以上が水分なので、ひんやりとして保湿効果もあります。
目の下のくま
目の下のくまは、実は睡眠不足が原因ではありません。目の下のくまはずっとそこにあるもので、睡眠不足が原因で血色が悪くなったり、目が落ちくぼんだりすることで、浮き彫りになるだけなのだとか。そんなことを言われてしまうと元も子もありませんし、じゃあたくさん寝てくださいとしか言いようがありませんが、それでもクッキリと現れたくまは何とか隠したいですよね。サングラスをかける以外の方法は以下です。
・冷たいものを押し当てる:上の「腫れぼったい目」の解消法と同じです。
・塩水で顔を洗う・スプレーする:顔を塩水で洗ったり、吹きかけたりすると、鼻の詰まりが通るようになります(鼻が詰まっていると血圧に影響が出て、目の周りの静脈や毛細血管に血液が溜まるようになり、それが目の下のくまの原因になることもあります)。
・コンシーラー:コンシーラーで目の下のくまを隠します(黄色ベースのコンシーラーを厚めに塗るとくまがキレイに隠しやすいとのこと)
濡らしたり、凍らせた布やハンカチで目の周りをマッサージしたり、塩分を摂りすぎないように気をつけておくことも、目の下のくまや目の腫れを防ぐのに効果があります。目の下のくまを取る市販の医薬品も見かけますが、劇的に「くま」がなくなるものはまだなさそうです。とりあえずは上の方法を試してみてください。
目の充血
・市販の目薬:疲れ目や充血に効く目薬はたくさんあるので、それを差しましょう(血管収斂剤の入っていないものを選んだ方がいい)。
・温かいものを押し当てる:1日数回10〜15分間温かいものを目に当てると、血管の収縮を防げます。睡眠不足が原因の充血の場合は、冷たいものよりも温かいものの方がいいそうです。
くすんで疲れた肌
遅くまで仕事をした時や、夜更かしをした時には、5~10分の運動をするのがいいです。
ウォーキング、階段の上り下りをする程度のものでも、お肌を幾分か若返らせてくれますよ。
おまけ
女性の場合は、自分の肌色よりも明るい色のリップを塗りましょう。睡眠不足を誤摩化したい時は、色のきれいなリップを塗るとかなり誤摩化せます。
◆予防
次に睡眠不足になった時に、もう少しマシな顔でいるための方法です。
・まくらを多めにして寝る:頭を高くして寝ると、目の下にくまができにくい。枕を高めにすると、寝ジワや顔のむくみにも効果的です。
・寝る前のカフェインやアルコールは控えめに。これはコーヒー大好きな私的には結構きつい事ですが、カフェインとアルコールは肌の水分を奪い、アルコールは血管を拡張させるので、顔が赤くなったりむくんだりします。翌朝の顔色がさらに悪くなりますので、なにか大切な前の日くらいはコーヒーとお酒を控え早く寝るように心がけましょう。
結局、どのようにして目覚めたいかということを考えればいいのです。働きすぎで不眠症のように眠れない症状があっても、ワークライフバランスが崩れていても、美容と健康のために睡眠が欠かせないことは間違いありません。
睡眠不足の人は、通常8時間睡眠を取っている人に比べ、健康的にも魅力的にも見えないということを、証明している研究(英文)もあるくらいです。少し寝ていないくらいで神経質になりすぎる必要はありませんが、朝「あまり寝てない」と言えば、ほとんどの人にはそれが分かります。
当然ながら、睡眠というのは見た目のためだけでなく、すべての活力になるとても大事なものです。できるだけ快適で質の良い睡眠を取って、心も体も気持ちよく毎日を過ごしてくださいね。