ライフハック

日本人が海外で躓く習慣

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海外生活を始めたてのころ、なんだか周りとしっくりこないという時、それは自分が知らず知らずにやっていた習慣のせいかもしれません。

 

その習慣のせいで、立場が悪い方向に向いて行くなんて思いもしない、むしろ日本では美徳とさえされているような事。そんな、日本では当たり前だと思っているけど、海外ではやめた方がいいこととは。

 

 

謙虚になる

 

日本では、「謙虚」は美徳とされますが、ヨーロッパやその他の国でそれをやると、

「自分はこんなに能力ありません」

と表明しているようなもので、あまりいい結果になりません。

 

「で、謙虚ってなに?」ということですが…

身近に一番にその違いが分かる例としては、日本の結婚式の定番の言葉はどうでしょう。

「人生経験が浅い二人ですが、どうかご指導よろしくおねがいします。」
「ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします。」

と、なにも考えずに、定形の挨拶の一部に使われるけれど、多分国際結婚カップルにとって、これほど翻訳に困る言葉はないと思います(笑)

 

外国人の言葉は、「ポジティブ、さらっと自慢」が基本。

それなのに堂々とネガティブなこと言われても…

ただでさえ、いいとこみせなきゃいけない結婚式。

「なにもできない二人」
「ふつつかな娘」

そこで、こんな言葉を言われたら、困っちゃいます。相手にしてみれば、「失礼な!うちに息子を侮辱する気か?なんにもできない風に育ててないぞ。だいたいそんな親でさえひどいと言っている娘とやっていけるのか?」と言う感情が芽生えるかも…

 

まあ、自慢話ばっかりされるのは、気分のいいものでもないので、その辺りは謙虚にするべきとは思いますが、自分をネガティブ表現する必要はないと思います。できないことは、あえて自分から言う必要はないですよという事です。

謙虚でいるために、自分を卑下する必要はありません。

「私はこんなことができますよ」
「こんなことに興味を持っています」
「こんなことが得意なので、その件に関してはお手伝いしますよ」

など、ポジティブな点を話すようにしましょう。そうすることで、会話も広がって行きますから。

 

黙って耐えて、反論しない

 

日本ではなにか気に入らないことがあっても、そのことを止めるようにすぐに反論する人は、少なくないですか?その代わり、その人がいない場所で、グチグチ言ってたり…

でも、海外では反論しないと相手に軽く見られ、嫌がらせがどんどんエスカレートすることにもなりかねません。相手に何にも言わず、「いつか分かってくれるわよ。」と、誰かに愚痴っているけど、問題解決は誰かがしてくれるとそのまま放置していても、誰も見向きもしてくれません。

自分がそのストレスに耐えることができなくなるかもしれないし、能力がないと噂されて、いつか解雇されてたかも。そう、ビシッと「態度と言葉」で示さきゃだめなんです。

日本では「以心伝心」と、感覚があります。「言わなくても分かるだと」と言う種類のもの。

でも、これはかなり日本特有のもので、海外で説明する時には「日本人はテレパシーが使えるんです。」と言いたくなるぐらい、外国人には理解しがたい言葉です。

日本以外の他の国では言わなくてはわかりません。最初の段階で言わないと、相手はずるずると続けることもしばしばです。

あまりにひどりので、たまりに、たまりかけて激怒しようもんなら、「それなら、最初そう言ってくれればいいのに」と言われることでしょう。

 

ストレスを貯めまくって、後で反撃することになる前に、嫌なことは、最初にビシッと言葉で伝えることが大切です。

なにか、理不尽なこと、嫌だと思うようなことをされたら、「ビシッ」と冷静に反応するように心がけています。耐えたって、誰もあなたが耐えてることは知りません。
反対に、能力がないから反論もできない奴と思われてるかもしれません。

 

 

アピールしない

日本人は、周りと同じであることを重視される民族性もあって、「出る杭は打たれる」がごとく

「協調性に掛ける」「気が強い」と嫌煙されるたり、「主張すれば叩かれる」ことが多いです。

でも、海外では、自己宣伝、アピール、主張は、日常頻繁に行われていること。いろんな文化の人達が混在している中で、自分の立場をハッキリしておかないと、「一体、この人は何を考えて、どういう人なんだ。よく解らないからある意味恐い」「なんの考えもないバカなんだな。適当にあしらっておこう」と言う心象を与えかねないんです。

 

アピールすると言っても例えば
「どれだけ、子供の世話を一生懸命やっているか」
「自分のやってきた職業、趣味はこなんだ」
「話された内容に対して、自分の意見はこうだ」
「試合に負けても、納得が行かない場合はすぐ抗議する」
「不当だと思われることがあれば、そのことを態度で怒りを表す」

等など、一つ一つを見ると小さいことですが、

「ちゃんと子供の世話」=「虐待していない」
「自分のこと」=「ちゃんとした人だ」
「意見を言う」=「考えがある人」

と言うことを認識してもらうことにつながるので、人間関係的にもうまくいくかも。

なにか不当なことをされた時に、すぐ抗議をすれば、その後はされることが少なくなるので、自分の身を守ることにも。

「常に自分の立場を表明し、なにかあった時には即時に対応」

生活していく上で、本当に大切なことだと身にしみる事だし、海外の人はこうやって日常で身につけている、普通で当たり前のスキルなんだなと関心します。

ただ、相手を尊重しないで、ただアピールするばかりは、あまり気持ちのいいのもではないので、その辺りはしっかり考えた方がいいですが…

 

「常にアピール」

日本では、うざい存在になるかもしれないことでも、海外では結構大切な事なんですよ。

でも、私も日本に帰れば、元に戻します。

郷に入れば郷に従え

それは、それで大切ですね♪

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