消化能力が低下し十分な消化が行われなくなれば消化不良をおこします。疲労・暴飲・暴食などが原因で胃痛・嘔吐 (おうと) ・下痢 (げり) などの原因となります。
にんにく、唐辛子など刺激の強い食品や脂肪の多い食品を食べすぎたり、適量を超えたアルコールや炭酸飲料などを摂取することによって、胃酸の分泌が乱れ、消化酵素を分泌するすい臓の働きも低下し、消化不良が起こりやすくなります。また、早食いをすると、食べ物が噛み砕かれないまま胃に運ばれ、消化に時間がかかるようになって消化不良が起こりやすくなります。
朝食は食べるべき?
朝食はしっかり食べましょう!ということが昔からずっと言われていますよね。最近では、朝食は軽めでもOK!食べなくてもいいという意見もありますが、世間の常識では朝食はしっかり食べる!が大半だと思います。1日のスタートに食べないと、頭の回転が鈍くなって勉強に身が入らない、動くとすぐにスタミナが切れる、などということが言われています。
しかし、朝食を食べたほうがいいかどうかは、実際は意見の分かれるところ。
無理して食べ過ぎるのは良くないですし、まずは自分で試し、どちらが体調がいいか見極めてみることも大切だと思います。実際、今まで無理してでも朝ごはんを食べていたために体が何となく不調という人はある程度いると思います。そのため、朝ごはんは食べないほうが体にいいということもあるので、やめてみるのも一手。特に加熱食を食べるのは、確かに体が重くなるので、フルーツや軽めの朝食がベストだと感じます。年齢や職業などの生活スタイルによって、朝食は食べるべきかどうかは分かれると思います。
朝は排泄タイム
そもそも食べ物が不足していた戦前戦後ならともかく、現代は逆に食べ物が余りすぎているほど。必要以上に食べ過ぎることは体にはよくありません。本来午前中は体のリズム的には排せつの時間なのであまり体が摂取する状態には適していません。朝食を軽めにするか抜くと、軽い断食状態になるので体のデトックス効果もあるかもしれません。日頃食べ過ぎている人には、そのデトックス効果が体をいい方向にするといえます。また、血液もキレイになるかもしれないので、朝食を食べるなら野菜や果物メインにするといいでしょう。お肌の保湿力も変わってくるでしょう。
過労やストレスも消化不良の原因に
過労やストレスによって自律神経のバランスが崩れると、胃腸の機能が低下して消化不良が起こります。また、疲れが溜まって体力が落ちているときは免疫力も低下しますから、細菌やウイルスに感染しやすくなります。風邪やインフルエンザは下痢などの胃腸症状をともなう場合があり、消化不良の原因となることがあります。
現代の食生活ではいわゆる消化不良というのものが慢性的に起こりやすいと言われています。
たかが消化不良という方もいるかもしれませんが、なんとなく肩こりがひどい、頭痛がする、だるい、めまいがするなどというこれといった原因がない何となくの体調不良の原因にも消化不良があると言われています。
消化不良が起こると腸内にかなりの有害物質がたまり、そしてその有害物質が吸収されて血液に混じってからだに運ばれます。そうすると、その有害物質は免疫系にダメージを与え、様々な不調を引き起こすと考えられています。
これは明確な原因がつかみにくく、決定的な体調不良ではないので、何となく見過ごされてしまいますが、その分、逆にたちが悪いともいえますね。
消化不良を放っておかずに、しっかりと定期的なケアをすることが大切。
食生活の改善や運動とともに取り入れたいのがファスティング。しっかりとプロのファスティングマイスターの指導の元、定期的な腸のメンテナンスをすることで、消化不良の改善を行い、健康を手に入れましょう。