ライフハック

菌活生活で日本の心を忘れない

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菌活という言葉、最近よく耳にしますよね。テレビや雑誌などの特集で、美容や健康によい食材として乳酸菌や納豆、麹菌などの発酵食品が取り上げられる機会が増えたので、その影響がかなりあるかと思います。

 

 

そもそも、菌活ってどんな活動のこと?

 

「菌」と言えば思い出すのは、乳酸菌、納豆菌、麹菌、そしてダイエットにも大活躍のきのこ類などですね。

菌活とは、からだに良いと言われている菌を毎日の食事に取り入れること。

・菌活=腸の健康に役立つ活動。

・腸の健康=からだの調子を整え病気にならないからだをつくること。

 

乳酸菌と言えば、腸内環境を整えて便秘解消にいい!そんなイメージから、ダイエットにも美肌にも効果がある!ということで、若い年齢層の女性が「菌活」をしているんですね。

 

でも実は、菌活の凄いところって本当はそれだけじゃないのですよ!

 

乳酸菌などの発酵食品は、腸内環境を整える効果だけでなく、免疫力を高める効果があることが分かってきました。インフルエンザ予防や、アレルギー予防、癌予防をはじめ、さまざまな病気の予防に役立つのですね。菌活の本なんかも売られています。

 

 

菌活のはじめ方

 

スーパーに行くと、ヨーグルト売り場に並んでいるヨーグルトの種類、納豆売り場の納豆の種類は、確実に増えています。健康のために、毎日ヨーグルトを食べている!そんな人も増えたと思います。

でもヨーグルトも良いのですが、伝統的な昔からの日本の食べ物が、じつは菌活にぴったりの食事なのです!

 

 

日本人は昔から菌活生活だった

 

伝統的な日本の食事には、発酵食品が多く使われています。

日本の朝ごはんを見ると、納豆、ぬか漬け、お味噌汁など、菌活にぴったりの食材ですよね。

しかし、日本の食卓には日本食がならぶことが少なくなり、欧米食が中心になりました。

私たちの食の変化によって、生活習慣病やアレルギー疾患、免役疾患などの病気で苦しむ人が増えてしまいました。食の変化によって、私たちの腸内細菌にダメージを与えてしまった結果なのですよね。

 

 

今よくテレビとかでも言っている腸内フローラってやつ?

 

そう!私たちの腸内細菌は、人間が食べた食事からしか栄養を摂ることができないのです。

腸内細菌が元気になることが菌活であり、腸内細菌が喜ぶ食べ物が発酵食品だったり、食物繊維だったりするわけですね。

健康や美に食生活が一番大切だということが言うまでもありません。

今では、世界的にも日本食が注目されていますよね!それに、日本人には日本食が一番良いのは当然のことですよね。

発酵食品は、腸の健康に役立ちます。腸が健康になれば、からだ全ての機能が正常に動き出します。

 

最近では、おふくろの味がコンビニとか、ファーストフードになってしまっていますから、しっかり日本の味を引き継がないといけません。

 

 

かつては毎日のように味噌汁を飲んでいた日本人ですが、最近では毎日味噌汁を飲むという習慣はなくなってきているのではないでしょうか。味噌は大豆を発酵させて作られる発酵食品です。そのため、良質なたんぱく質はもちろん、発酵の過程が複雑なため、たくさんの善玉菌を含んでいるのです。ヨーグルトももちろん、菌を摂取するにはいいのですが、ヨーグルトに含まれる菌は多くても2~3種類であり、味噌はその倍以上の善玉菌を含んでいます。したがって、味噌を積極的に摂取するほうが菌活には効率がいいとされています。

また、味噌の代表的な調理法である味噌汁は、最強の栄養ドリンクと呼ばれるほど、腸にいい食べ物です。発酵食品の味噌を含むのはもちろん、代表的な豆腐やワカメといった食品は腸に存在する善玉菌にとっていいエサとなるのです。腸活をするなら、できれば毎日、味噌汁を飲んでもらうと、腸内環境を良好に導くことができます。ただし、

 

 

味噌汁の気をつけなくてはいけないポイント

 

味噌汁は市販の味噌を使った、手作りの味噌汁がいいのです。レトルトではなく、手作りというのがポイントです。レトルトの味噌には、残念ながら善玉菌を含んでいないものが多く、せっかく毎日味噌汁を食べても意味がほとんどありません。ですが、手作りのお味噌汁は、しっかりと味噌の善玉菌が含まれているので、腸内環境を改善する効果が期待できます。毎日は難しいかもしれませんが、1週間に2,3回は手作りのお味噌汁を食べることをおすすめします。

 

 

菌活に欠かせない食品代表「納豆」

 

納豆が苦手という人もいるかもしれませんが、納豆は日本が誇る最強の発酵食品です。あの畑の肉とよばれる大豆をしっかりと発酵させることによって、良質なたんぱく質と、納豆菌という善玉菌もしっかりと体内にとりこむことができるのです。

また、納豆は藁に包まれて発酵させるので、土壌菌という菌が一緒に含まれています。この土壌菌は、日和見菌といって、この日和見菌もまた、腸内環境の改善にはかかせない菌です。腸内には、善玉菌と悪玉菌以外のどちらでもない日和見菌という菌が存在します。この日和見菌は善玉菌が優位な場合は善玉菌に、悪玉菌が優位なときは悪玉菌に加勢するどっちつかずの菌です。そんな日和見菌が作る有益な物質もあるので、善玉菌を優位にして、日和見菌も一緒に働いてもらうことが大切なのですが、この日和見菌もしっかりと摂取できるのが、納豆なのです。

もちろん朝食だけでなく、夕飯にも食べてほしい食品です。いつもの夕飯に添えるだけなので、ぜひ納豆を積極的に取り入れていきましょう。

 

 

食物繊維を摂取しよう!!

 

食事のバランスで気を付けたい事。それは食物繊維を摂取することです。

食物繊維は善玉菌のエサとして善玉菌を増やし、活発化してくれるもことも大切ですが、そういった役割だけではありません。悪玉菌の活動を抑えるという役割も食物繊維は担っています。腸内環境を悪化させる細菌にみなさんよくご存知の悪玉菌があります。悪玉菌に代表される菌としては、大腸菌や、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、腸球菌、連鎖球菌があります。これらの悪玉菌が増加すると、腸内環境はたちまち悪化してしまいます。腸内環境が悪化すると、これらの悪玉菌が腸内にある内容物を腐敗させて、硫化水素やアンモニアなどの腐敗物質を作りだしてしまいます。この腐敗物質は、ガスや悪臭の原因となります。おならが臭い人や、便がいつも強く臭う人は、腸内環境が悪化して、悪玉菌が大量に増殖している可能性が非常に高いです。

 

悪玉菌のエサというのは脂質や、肉などのたんぱく質です。どうしても現代人の多くがこういった糖分や塩分を多く含む、肉を中心とした食生活を送ってしまうので、悪玉菌が異常に増殖してしまう腸内環境になっています。

しかし、食生活を見直し、食物繊維をしっかりと摂取することによって、善玉菌のエサが増えて、善玉菌が活発化し、悪玉菌のエサは減少し、善玉菌が活発化すれば、悪玉菌も抑えられます。悪玉菌を抑えることができれば、腸内の有害なガスが発生することを抑えられるので、細胞のがん化や老化を抑え、予防することができるのです。

 

悪玉菌を減らして、腸内環境を改善するためにも、食物繊維は欠かせない栄養素なのです。

 

 

日本古来の食生活を今一度見つめなおし、流行りの菌活や腸活生活を日本人に合った方法で取り入れてみましょう。きっとあなたの体が素直に反応してくれますよ。

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